車いすへの移乗への注意点

移乗 トランスファー

こんにちは、あいひろです。

作業療法士(9年目)で療養型病院、特養(特別養護老人ホーム)にて勤務し、現在では介護予防に関わっています。

療法士(PT・OT)・介護士の職業ならベッドから車いすへの移乗(トランスファー)をよくされると思います。

利用者の個人差にもよりますが移乗って技術を要しますよね?

今回は「車いすへの移乗(トランスファー)の注意点」を解説します。

この記事のポイント

  • 移乗の注意点が分かる
  • ノーリフト(抱えない移乗)のススメ
  • ノーリフトはこれから主流になってくる

移乗の注意点、ノーリフトについて参考にしてみてください。

移乗(トランスファー)注意点

移乗時は様々な注意点があります。

一つずつ解説していきますので参考にして頂ければと思います。

ベッドから立ち上がるとき

まずは立ち上がるときの注意点として、低血圧・貧血などのときに急に立ち上がると、立ちくらみ・転倒の危険性があるため、いきおいをつけた無理な立ち上がりは避けるべきです。

これは事前に理解できる利用者にもしっかり説明しておきましょう。

ベッドサイドにベッド用のグリップはある場合はしっかり握って、立ち上がるようにしましょう。

ベッドグリップは予めしっかり固定しておきましょう!固定していないと、立ち上がった後、支えが不安定になるため転倒リスクが高まります

また、このときベッドグリップに体重をかけすぎると、グリップの破損につながる場合があるので注意しましょう。

ベッドの長さを調節

ベッドの高さの調節は移乗のさい、大切な要素になっています。

例えば、ベッドから車いす移るときにベッドの高さが高いと移りやすいです。逆に車いすからベッドに移るときに、ベッドの高さが低いと移りやすいです。

移乗のときは高いところから低いところに移ると移りやすいということを覚えておきましょう。

  • ベッド → 車いす:ベッドの高さを高くする
  • 車いす → ベッド:車いすの高さを高くする

上記の原理を覚えておきましょう。

移乗できないときはリフトを使う

移乗(トランスファー)というのは決して力業でやってはいけません。

移乗方法の知識があり、それを上手く活用することが大切です。移乗は一つの技術なので、力技に頼らないようにしましょう。

それでも、自分との体格差、介護者の状態により移乗が困難なときがあります。

そんなときはノーリフトを使いましょう。

現代の職業病と言われる介護士の腰痛。腰痛を職業病として諦めるわけではなく、日本ノーリフト協会は持ち上げない・抱え上げない介護を発足し、ノーリフトを勧めています。ノーリフトは介護士が直接対象者を持ち上げないだけではなく、介護ロボット、機器や福祉用具など様々なツールを活用して介護者・介助者の心と体を楽にさせる目的もあります。

ノーリフトとは「人力で持ち上げない看護・抱え上げない介護」で介護者への精神負担の軽減、介助者の腰痛予防につながります。

スリングシートをつかったり、介護者の全身を包んで移乗するリフトをつかったり様々なものがあります。

本当に安全に移乗ができます。今後の移乗(トランスファー)をする病院・福祉施設では、どんどん導入されて主流になってくるとも思います。

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ノーリフト移乗

よろしかったら、参考にしてみてください。

今回は「車いすへの移乗の注意点」について解説しました。

ありがとうございました。

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