こんにちは、あいひろです。
作業療法士(8年目)で現在は介護予防に特化して関わっています。
一般的に考えてみても「おまえは頭が悪い!」と言われて、ムカッとする人も多いハズ…いい気になる人はいないでしょう。
作業療法士である僕も、そのような言葉を聞いたときに正直、イラっとした感情にはなりますが、そもそも「なぜ、療法士は頭が悪い!?」なんて思われていたのか考えてみました。
ちなみに最初に言っておきますが『療法士の質は年々高くなっています。専門学校より大学に行く人も増えており、学生が将来なりたい職業も上位ランク』となっています。
この記事で解説していること
- 療法士はなぜ頭が悪いという意見があったのか?
- 【結論】療法士は頭が良いのか?悪いのか?
- 本当に頭が悪いと言われる状態とは?
- 頭が良くなるシンプルな方法
最後には「頭が良くなるシンプルな方法」を解説します。
療法士に限らず大切なことなので、ぜひ最後まで読んでください。
療法士はなぜ頭が悪いと思われているのか?
この「療法士は頭が悪い」という意見を初めて聞いたのは、僕が作業療法士になってから、同じ職場で働いていた理学療法士の人から聞きました。
「リハビリ職(療法士)の中には、頭が悪い人もいる」という声を同職の人から聞いたので、僕は「なぜリハビリ職は頭が悪いと思っているのか?」と聞き返してみました。
そうしたらこんな返答が帰ってきました。
勉強しなかったから頭が悪い…そうすれば勉強をしてこなかった僕も含めて、世の中の人のほとんどが頭が悪いということになります。
僕の友達や知り合いでも、勉強キライで、あまり勉強してこなかった人でも薬剤師や国家公務員になれた人もいます。
ハッキリ言いますが、勉強キライで学生の頃の成績が悪くても、それが頭が悪いことにはつながりません。
勉強嫌いでも、正直ものすごく頭が良い人はたくさんいます。というか勉強自体好きな人なんてほとんどいないハズです(汗)
【結論】療法士は頭が良いのか?悪いのか?
結論ですが、療法士には頭が良い人もいますし、悪い人もいます。当然ですが、僕には「療法士は頭が良い・悪い」なんて決められません。
療法士の偏差値は低い人で30、高い人で60以上あると聞きます。療法士になっている人の偏差値だけで見ると結構幅があるように見えます。
そもそもですが偏差値で頭が良い・悪いを決めるのは毛頭おかしいことです。
それは全ての職種にも言えることです。
医者でも頭が良い医者もいれば、悪いと思える医者もいます。僕から見てもそう思います。
医者の診察を観て「この医者たいして賢くないな…」と思った事例があります。僕が福祉施設で働いていて利用者を病院へ診察してもらったときのことです。
そのときの医者の対応ですが、診察のときに患者の目も見ず、触察(触れること)もせず、問診をするだけで、患者の訴えも頭ごなしに否定して、あまり聞き入れませんでした。
医者の診察時の対応を見ていると「この医者は頭悪いのかな…」と思ってしまったことがあります。まぁ、こんな医者はめったにいないですが…
当然、相手によって態度を変える人が頭が悪いというのもおかしな話ですが、相手を見下したところで、ちっぽけな優越感が生まれるだけで、何も良いことはうまれません。
もちろん相手のためを思って、必要なことであれば「嫌われる勇気」を持って、嫌なことでも仕方なく伝える必要もあるでしょう。
しかし、相手の気持ちを考えず不快な気持ちを与える人は、あまり頭が良くないな…と思ってしまいます。
本当に頭が悪い人の特徴とは?
「頭が悪い人の特徴」という定義はハッキリとは定められていません。しかし僕は昔から「頭が悪い人ってこういう人のことだよな…」と思うことがあります。
それは上記でも言ったように、本当に頭が悪い人の特徴とは「相手の気持ちを何も考えずに、無目的に不快な気持ちにさせること」だと思っています。
必要に応じてですが、相手のためを思ってキツイことを言う必要もあります。それは意味があるからこそ伝えることだからです。
他にも「頭が悪い人の特徴」はたくさんあります。
頭が悪い人の特徴
- 他者の皮肉・不平不満を言い続ける人
- 職場の同じ部署内で、仲間を尊重しない人
- 上司が部下に対してパワハラ・モラハラ的な発言をする人
上記は他者のことを何も思っていません。もし療法士でこんな関係が続くと療法士同士の連携が成り立たず、対象者(患者・利用者)に質の良いリハビリを提供することはできません。
結果、療法士としての生産性が下がってしまいます。
しかし僕が一番思う頭が悪い人の特徴は「相手のことを考えず、自分の意見を押し付けること」だと思っています。
これは言葉だけでなく暴力も含まれます。暴力も相手のことを何も考えず、自分の感情をコントロールできずに行動にでた結果とも言えます。
僕が言いたいのは「相手がいて、自分もいる」です。
これは療法士ならば納得のいく言葉ではないでしょうか?
療法士は一人ではリハビリできません。リハビリを必要とする対象者がいるからこそ、療法士という自分が必要とされます。
頭が良くなるシンプルな方法
頭が良くなるシンプルな方法があります。
それは「他者とコミュニケーションをとるとき、互いができるだけ理想のカタチで納得できるように会話をする」ことです。
一方的でもいけませんし、相手の言われるままでもいけません。
あなたは上司から指示があったときに、多少自分の意見と異なっていても「上司が言うから仕方ない」で納得して会話が終わった経験ありませんか?
僕もそのような経験があります。
しかしそれって「納得してないカタチで終わっているため思考停止」してしまっているんです。頭が良い人は、しっかり思考しています。
自分の意見はしっかり言うべきです。
しかし伝え方も大切です。頭ごなしに言っても相手には伝わりませんし、上司なら機嫌を損ねて仕事に支障を与えてしまうかもしれません。
相手の意見も尊重し、かつ自分の意見もハッキリ伝える…これが頭が良くなるシンプルな方法です。
療法士として自分の意見が言えない職場にいても時間の無駄
あなたが療法士であるならば、自分の意見はしっかり言えているでしょうか?
言いにくい職場、言っても相手にされない職場…などもあると思います。
そのような職場は自己成長につながりません。そもそも自分の意見が正直に言えない職場で、対象者のためになっているのでしょうか?
僕は「自分の意見が言えないことはデメリットでしかない」と感じています。
そのような職場は自ら環境を変えることをオススメします。
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僕も転職経験があるからこそ、自分の意見も言えるような職場で働くことができました。自分の意見がしっかり言えることで間違いなく「自信」がつきます。
一人の療法士として、これからはどんどん自分の意見を言えるようになりましょう!
今回は『療法士は頭が悪いという意見を全否定』という内容を解説しました。
ありがとうございました。