こんにちは、現役作業療法士(8年目)のあいひろです。
学生の頃は必死で勉強して作業療法士に合格できました!
この記事では『理学・作業療法士 国家試験を合格する勉強法2021』について解説します。
僕は現役作業療法士ですが、同様に理学療法士もぜひ見てほしい内容です。療法士の国家試験(PT・OT)を受ける全ての学生・社会人は見てほしいです。
またこれから紹介する内容は、介護士・看護師の国家試験の効率的な勉強法としても絶対に役に立つ内容となっています。
僕の場合「作業療法士」という国家資格を取得して、今は”現役の作業療法士“として頑張っている訳ですが、学生のときを振り返ると国家試験に向けての勉強法は間違っていたな…と痛感しています(汗)
正しい効率的な勉強方法に対しての知識がなかった訳なんですよね。
だから少しでも「正しい勉強法」を身につけて、今から療法士の試験を受ける学生さんには絶対に国家試験に合格してほしいと思っています。
療法士になったら、人の人生に大きく貢献できる素晴らしいセラピストとして活躍してほしいと願います。
この記事で解説していること
- 絶対に「睡眠時間」を削ってはいけない
- 10分間休憩の活用
- スキマ時間の活用
- 効率的な勉強法
この記事を読めば「正しく効率的な国家試験の勉強法」が分かります!
ぜひ、学生さん、療法士、そして全ての社会人にとっても勉強になる記事になっていると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
✅臨床医学専門書
PT・OT 国家試験必修ポイント 臨床医学2021
✅基礎医学専門書
PT・OT 国家試験必修ポイント 基礎医学2021
✅療法士(PT・OT)の共通問題
クエスチョン・バンク PT・OT国家試験問題解説 2021 共通問題
【重要】「睡眠時間」を削ってはいけない
まず、『勉強法』として一番重要な内容ですが『睡眠時間は絶対に削ってはいけない』ということです。
断言します!『睡眠を制する者は、国家試験を制する』
この受験期間のときは、睡眠時間を削ってでも勉強する愚か者がいます(過去のワタクシです)。知識がないとは恐ろしいものです…
勉強した内容は、睡眠時間に記憶が定着されます。
逆を言えば『起きている時間は記憶が定着しない』ということですね。
脳の中には「海馬」という記憶を司る場所があります。療法士はもちろん、療法士を志す学生さんも勉強しているので知っているハズです。
この「海馬」には記憶を保存し、整理する働きをします。
その記憶保存→整理をしている時間が就寝時間です。
勉強している時間に記憶は一時保存はしますが、定着した保存とはなりません。
就寝している時間に「海馬」で記憶保存→整理することで、しっかり記憶が定着されます。
また睡眠の質を高めることも大切です。
人間の睡眠時間には浅いレム睡眠とノンレム睡眠が周期があるそうですが、睡眠の質が高いノンレム睡眠の方が「海馬」がより働き記憶を定着させてくれます。
- 朝起床後に太陽の光をあびる
朝の起床後に太陽の光を浴びることで、体内時計が正常に動き、夜に自然の睡眠へと促してくれます
- 日中は活動的に動く
日中は活動的に動くことにより、脳が夜はカラダを休めようとするようになります
- 就寝1時間前のパソコン・スマホ使用禁止
就寝前のパソコン・スマホから発するブルーライトは、睡眠ホルモンである「メラトニン」の放出を抑制し、逆に覚醒してしまい眠りを妨げてしまいます。
ちなみに必要な就寝時間は6~7時間が好ましいと言われています。※アメリカのワシントン大学による研究での結果による
しかし国家試験を受ける学生の方は、勉強時間も確保したいのは分かっています。それでも最低6時間、質の高い睡眠を心掛けてほしいと思います。
絶対に作業療法士・理学療法士の国家試験に合格したい方!また他の資格試験取得や受験勉強でも共通して『睡眠時間を確保することは最重要事項』です。
効率的な勉強法
勉強法も様々な勉強法があります。以下では効率的な勉強法を紹介します。
勉強法には「やってはいけない勉強法」というものがあります。それらをやらないだけで、あなたの勉強効率は格段に上がるものと予想されます。
ぜひ、参考にしてみてください。
参考書は多く活用する
たくさんの参考書を持っているにも関わらず、1冊の参考書のみに注力して時間をかける人がいますが、実は今持っている参考書は多くこなした方がよいです。
理由は「あらゆる問題に対応するため」です。
たくさんの参考書を見ていたら時間を費やすという人がいますが、コツは「瞬間記憶」を使うことです。
1つの問題にじっと見つめて問題を解くのではなく、1つの問題が分からなかったら、素早く答えをみて理解する。これを反復した方が効率よく覚えることができます。
素早く問題を解読・暗記して、たくさんの参考書を読むこれが効率的な勉強法の1つです。
頭の良い人を味方につける
国家試験に含めず、何事も独学で勉強をしてはいけません。
可能である限り「その分野で頭の良い人を味方につける」ようにしましょう!
理学療法士・作業療法士の国家試験勉強ならば、模試などで成績No.1の人を味方につけましょう!No.1でなくても成績が上位の人ほど頭が良いので味方につけるべきです。
そして、勉強するたびに分からないことがでてきます。必ず頭の良い人に相談しましょう!
勉強において大切なのはスピードです。1人で解決することが1番の時間の無駄です。
競争の世界において「常に早い者が勝つ(ベンジャミン・ディズレーリ)」という言葉がありますが、いかに最速で勉強ができるかが第一です。
10分間休憩法
人間の集中力には限界があります。
長時間して勉強できる人もいますが、徐々に集中力は落ちてきて、勉強した内容を記憶する能力が低下してきます。
集中力を維持して勉強するには『休憩』が必要です。勉強の合間で『休憩』して集中力を回復することが大切です。
その有効な休憩方法が『10分間休憩法』です。
この方法はYouTuber「ブレイクスルー佐々木」さんが動画内で配信していた内容なんですが、僕もこの方法を実践することで、勉強も他に集中力を要することでも効率よく取り組むことができました。
僕が作業療法士の国家試験のために勉強していたときは、この方法を知らなかったので効率が悪かったと思います。
ブレイクスルー佐々木さんは、早稲田大学主席の実力者です。たまにふざけた動画も出していますが、凄く勉強できてタメになる動画も多いです。
気になる方はチェックしてみましょう!
この『10分間休憩法』は勉強時間の集中力がピークなときに、10分休憩するという簡単な方法です。そうすれば再び集中力を取り戻せるという内容になっています。
60分勉強 → 10分休憩 → 60分勉強 → 10分休憩…このルーティンで勉強はずっとできます。大切なのは10分休憩時に全力で休憩することです。
夜の睡眠同様、勉強の集中力を維持するためにも、合間に休憩することも大切な時間の活用法です。全力で勉強 or 休憩の繰り返し…これ大切です!
ぜひ実践してみてください。
スキマ時間の活用
スキマ時間を有効に使いましょう。
例えばトイレをするとき、通勤・通学など移動中、入浴中など、こういったスキマ時間を活用して可能な範囲で勉強していきましょう。
別にトイレまでは勉強しなくてもいいですが、「無駄な時間」と感じているならば、少しでも国家試験に向けて勉強する努力をしましょう!
あなたの今の「1分の勉強内容」が国家試験にでるかもしれません。
単語帳を使うのもヨシ、音声をスマホに取り込んで聴くのもヨシ、様々な勉強法があります。最近は音声を使った勉強法も流行りになっています。
例えば自動車を運転している人は、運転しながら音声で単語を聞き流すなど、スキマ時間はこういったときにも活用できます。
スキマ時間を上手く活用して、効率よく勉強した方が覚えられる量も増えます。人間の記憶は学習を反復すればするほど、効率よく覚えることができます。
僕の場合、作業療法士の国家試験の勉強法として、解剖学・生理学・運動学のキーワードを単語帳に書いてトイレなどに持ち運んで読んでいました。
あくまでもスキマ時間を有効に使う!です。全てマネしなくても良いです。できるところから始めてほしいです。
時間を有効に使うことができれば、他に同じ分野でライバルがいるなら、あなたは一歩秀でた存在になるでしょう。
✅臨床医学専門書
PT・OT 国家試験必修ポイント 臨床医学2021
✅基礎医学専門書
PT・OT 国家試験必修ポイント 基礎医学2021
✅療法士(PT・OT)の共通問題
クエスチョン・バンク PT・OT国家試験問題解説 2021 共通問題
記事のまとめ
ここまで理学療法士・作業療法士の国家試験勉強法についてまとめてきました。
今回は療法士を目指す学生さん向けに書きましたが、社会人も参考になるところは、ぜひ取り入れてほしいです。
- 睡眠時間は絶対に削ってはいけない(最低7時間睡眠を推奨)
- 10分休憩法の活用
- スキマ時間を有効に使うこと
この勉強法は別にPT・OTの国家試験対策だけでなく一般的な様々な勉強法に活用できます。
また勉強した内容をインプットするだけでなく、他の人にアウトプット(教える)することも大事です。そうすることで、しっかりと記憶に定着しやすいと言われています。
上記で紹介した勉強法は全てオススメ(特に睡眠時間を削らないことは必須)ですが、貴方に合った方法もあると思います。是非、自分に合った勉強法を実践してみてください。
療法士として自己研鑽したい方
また現在療法士として活躍されている方々。ご存知のとおり療法士という職業は、療法士になっても一生勉強が続きます。とても奥が深い職業です。
療法士としても、人生においても、常に自己研鑽は欠かせません。これは断言できます。
現在、あなたの職場・生活の場は自己研鑽の環境にあるでしょうか?自己研鑽ができる環境というのはとても大切です。
同じ療法士(仲間)が互いに切磋琢磨し合い、意見伝えたり・聞いたり自己研鑽の日々です。そのような環境が好ましいです。
- 同じ志を持つ仲間をつくる
- 自分の得意分野をさらに活かすために資格を取得する
- 読書をする
- カラダを鍛える
自分が専門としている分野の研修に行くことも大切です。
もし自己研鑽もしていない、仲間もいない職場にいるのなら、環境を変えることを考えましょう!あなた自身の成長と会社の成長…そこにはありません。
以上『理学・作業療法士の国家試験勉強法』について解説しました。
ありがとうございました。