こんにちは、あいひろです。
現在は作業療法士として介護予防について関わっています。
この記事では『作業療法士ならば料理というスキルを身につけよう』について解説しています。
作業療法士観点で言えば、「料理は最強のスキル」だと思っています。
この記事で解説していること
- 料理はリハビリにも活用できる
- 料理はメリット最強のスキル
- 料理ができると福祉施設への転職の際にも優位
最初に作業療法士観点で、料理はリハビリにも活用できるという点について解説します。
料理はリハビリにも活用できる
作業療法士ならば「料理って作業の一つだから、リハビリにも活用できるよな!」って思いますよね。
自宅復帰していて、対象者が自宅で料理をすることが目的ならば、獲得したい作業の一つだと思います。
料理はかなり複雑な遂行機能能力が必要とされます。料理といっても、単に作って、食べて…終わり!ではありません。
料理に必要な遂行機能
対象者で自宅復帰が目標で、「料理ができるようになりたい」っていう人が、料理ができるまで回復すれば、それは対象者のQOLの向上、すなわち生活・人生の質が向上します。
でも自宅復帰が目的であっても「別に料理をすることが目的ではない…」という人もいますよね。
伝えたいことは「自宅復帰を目標にしている対象者は、料理をしたいというニーズがある人を対象に、料理もできるようにリハビリに取り入れてみてはどうか?」ということです。
料理ができたら、かなり生活動作能力の向上は期待できると思います。
料理はメリット最強のスキル
僕は料理というのは作業療法士だけでなく、全国民の人が習得した方が良いオススメのスキルだと思っています。大げさではなくマジです(汗)
また人間は食欲・睡眠欲・性欲の三大欲求があります。人間の生理的本能であり、とくに食欲は生きていく上で必要不可欠な大切な欲求でもあります。
今の時代は、別に料理しなくても、スーパーやコンビニに行けば、たくさんの飲食物であふれかえっています。
お店の食料品の中には既に調理してあり、別に料理しなくても、食べられるものばかりですが、生の食品など調理が必要なものもあります。
何が言いたいかというと、料理というスキルを持っているだけで、そのままだと食べられない食品を、食べるようにすることができるということです。
さらに僕は料理ができるようになって以下のことを感じました。
- 健康面に意識するようになった
- コンビニに行かなくなった
- 節約をさらに意識するようになった
これ、本当に僕が実感したメリットです。
僕は知人・職場の人から野菜・果物・お米など、たまにおすそ分けしてもらいます。それらは生の食品であるため調理が必要なものであり、このとき「料理というスキルがあって本当に良かった」と思います。
苦手なトマトも料理で、誰でも飲める美味しいトマトスープを作ることもできます。生のトマトは苦手でも、スープなら飲めるということです。
甘いスイーツが食べたいときでも、プリンくらいなら簡単に作れます。
わざわざコンビニ・スーパーで買わなくても家にある材料でできます。
おじいちゃん・おばあちゃんが「昔は食べ物がなくて困った時代があった」と言いますが、今は考えられないほど食べ物には困らない時代となっています。
しかし今後、自給自足などの時代も訪れる可能性があるとも聞きます。それはコロナウイルスが蔓延して、食料不足の危機となる可能性もあるからです。
それでけでなく日本は以前と比べて、かなり災害が多くなってきています。
- 豪雨
- 台風
- 地震
災害が起きると、少なからず飲食物が不足してしまいます。
そのため自給自足の知識、そして料理ができると、食料には困ることが少なくなると思います。僕は自給自足の部分はこれから勉強していかなくてはなりませんが、自給自足は必要なスキルです。
「料理」+「自給自足」のスキルこそ最強のスキルです。
料理ができると福祉施設への転職の際に有利
福祉施設は病院と違って、季節行事・イベントが多かったりします。
高齢者の福祉施設での行事
季節行事などでは、そのときの季節に合わせた食事が提供されます。いつもよりオシャレな弁当箱で、見た目も美味しい食べ物ばかりです。
栄養士・調理師さんは非常に細かいところまで考えてくれて、高齢者である利用者さん達は非常に喜んで食べてくれます。
このとき「料理って食べるだけでなく、見た目も大事なんだな」って改めて思いました。料理って人の心を大きく動かすことのできるスキルだと思いました。
料理スキルで大切なこと
料理は見た目も大切です。皿の作りや色、ランチョンマット、花をそえるなど見た目にも意識することで、より美味しそうにみえます。
あなたが理学療法士・作業療法士の職業で、福祉施設へ転生を考えているならば、面接時に「料理がとくい」とアピールしてみてください。
それはかなり大きなメリットになるでしょう。
ちなみに昔に転職したときに、そのときは全然料理が得意ではなかったのですが、面接時に「料理がとくい」と発言したときに、面接官に好印象を与えたことがあります。
それが良かったのかは分かりませんが、そこの会社からは内定をもらうことができました。
「料理が得意」…これだけでも転職時にアピールするだけで、転職成功させるための大きな武器になります。
記事のまとめ
今回は『作業療法士ならば料理というスキルを身につけよう』について解説しました。
- 料理はリハビリにも活用できる
料理は複雑な遂行機能が必要であり、生活動作能力・QOLの向上、心身機能の向上が期待できます
- 料理はメリット最強のスキル
料理は作業療法士だけでなく、全国民が覚えた方が良いスキルです。そのままだと食べられないものを食べられるようにすることができます。
また日本は災害国のため、自給自足のスキルもあった方が良いです。これに加え料理というスキルがあると、食料に困ることはほとんどなくなると思います。
- 料理は福祉施設への転職の際に有利
福祉施設では、季節行事・イベントがあります。福祉施設では楽しみの1つに「食べる」という楽しみがあります。
これは料理というスキルがあると大変便利ということです。また作った料理は見た目も大切だということを伝えました。
転職の際には「料理」というスキルをぜひアピールしてみてください。きっと有利に運ぶはずです。
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栄養士・調理師に加え、自分が料理というスキルを持っていると、様々なアイデアが生まれ、利用者もまた喜びが増えるでしょう。
また料理というスキルを転職時にアピールすることで、転職を有利に運ぶことができ、成功する確率が高まるでしょう(僕は実証済みです)
ありがとうございました。