こんにちは、あいひろです。
この記事でわかること
- 財務省は、なぜ介護報酬の引き上げを否定しているのか?
- 財務省の例年の動き
- 介護職員の人材不足は深刻である
介護報酬引き上げについては賛否両論あります。
あなたはどちらの意見でしょうか?
ぜひ記事を読んで感想を教えて頂きたいです。
財務省が介護報酬引き上げを否定している理由
財務省が介護報酬の引き上げを否定している理由はいろいろあるようです。
まず2020年初頭から猛威をふるっている新型コロナウイルス。
コロナショックにより日本経済は多大なる大ダメージを与えました。
新型コロナウイルスによる経済的ダメージ
- 東京オリンピックの延期
- 外出禁止により旅行キャンセルの相次ぎ
- 飲食店会社倒産件数が過去最多
- 自殺者数の増加
同時に国民生活にも支障がでるようになり、賃金カット、内定先の取り消し、ボーナス削減など収入も減り、個人の財布のヒモも固くなりました。
2020年になってこんなことになるなんて…誰も予想していないでしょう。
財務省は介護報酬を引き上げることは、国民の負担増を生じさせることになると言っています。
介護保険サービスを使っている利用者、その家族は、さらに負担を強いられる可能性が高くなります。
財務省は現段階で国民の負担増は避けなければならないと考えているのでしょう。
また介護施設の収支もわずかに悪化しているが、全産業の中小企業と同水準であるため、さほど問題視することではないとのことです。
財務省の今年と例年の動きの比較
しかし今年の財務省の発言は少し控えめな様子とも捉えています。
毎年は「介護報酬の引き上げ」どころか「引き下げ」にも提言しているようにも思えますが、今年はその「引き下げ」の発言はあまり意識されていない様子です。
これには、やはり介護職員の現状での人材不足も関わっていると考えられます。
介護報酬の引き上げを踏みとどまるのは理解できますが、現状の介護士人材不足の中で、介護報酬を引き下げるのも全くのデメリットと捉えています。
理由は年々、介護士の受験者数が減少しているからです。要するに介護士の人材が年々不足してきていることが分かります。
介護職員の人材不足の深刻化
超高齢化社会に向けて高齢者が増える一方、介護士の人材はどんどん不足しています。
介護士の人材不足が深刻な問題となり、起こりうる問題点は以下のことが予想されます。
— リハケアつぶやき (@rihacare_tweet) November 7, 2020
・介護現場での全体的な生産性低下
・さらなる離職率の増加
・個人の介護士が体調不良などで休みがちになる
・創意工夫(余暇活動など)の余地がなくなる
・愚痴・不平不満が増える
需要に対して、供給が全然追いついていない状況です。
また新型コロナウイルスに対して一番関わりがあり、リスクも伴っているのが、現場最前線で戦っているコメディカルです。
特に介護士・看護師など現場最前線でウイルスという見えない敵と戦っています。
このことには財務省も見て見ぬフリはできない状況だと思います。
記事のまとめ
「【財務省】介護報酬の引き上げ否定への感想」について解説しました。
- 介護報酬を引き上げると、介護保険料など国民の負担増につながるため、財務省は現段階では引き上げすることを否定している
- 財務省は例年だと「引き下げ」にも言及しているが、今回は介護人材不足も深刻化していることから、引き下げについては言及はみられなかった。※プラス改定への否定はあり
- 新型コロナウイルスという見えない敵と戦っている介護士・看護師は最もリスクが高い状況にあり、人材不足も深刻化している
介護士の人材不足の状況の中、すぐに人材確保できる状況ではありません。
今必要なことは介護士などコメディカル一人一人が効率的に働く環境を整えることが必要だと考えます。
これにはもちろん介護士など人材確保が最優先ですが、それには多少の時間がかかります。
今必要なことは「生産性の向上」です。
こんにちは、あいひろです。 あいひろ 介護士の人材不足の中、今求められていることは何でしょう?もちろん人材確保はありますが、それでもすぐには必要な人材を得ることはできません。限られた人材・限られた時間の中で介護士にとって必要なこ[…]
ありがとうございました。