こんにちは、あいひろです。
これまで作業療法士で特養や介護予防に従事していました。
最近は、LIFE加算「科学的介護推進体制加算」という加算が話題になっているようです。厚生省より新たに発表された介護保険のデータベースですね。
今回は「科学的介護推進体制加算」LIFE加算について書いていきます。
私はこの加算が広がって、有効活用できれば、利用者へのサービスへの質の向上が、かなり改善されるのではないか?と思っています。
厚生省から発表された画期的な加算であり、素晴らしい施策だなと思います。
科学的介護推進体制加算(LIFE加算)とは?

まず科学的介護推進体制加算について解説します。
※科学的介護推進体制加算とは特養・老健・ショートステイ・グループホームなどから、有効なデータを国へ送り、それをフィードバックし、有効なデータを蓄積していき有効活用していくこと
もともと「CHASE」と呼ばれていましたが、4月から理解しやすい名前に呼称を変更するようです。LIFEはLong-term care Information system For Evidenceの頭文字から1文字ずつとって成り立っています。
必要な項目が分類されており、認知症・栄養・口腔・ADL(日常生活動作)などが含まれるようです。専門性がある多職種による評価が必要となるでしょう。
取得加算については、対象者1人あたり40単位となります。
まさに科学的データをより集めて、有効なデータをみなさんで共有していきましょうよ!という意味合いだと思います。
有効なデータを蓄積することで、科学的根拠に基づいた、より正確なサービスを利用者に貢献することができると思われます。
このLIFE加算は「介護の世界に関わるみんなで育てていく」といった意味合いが強いような気がします。
自立支援・重度化防止のために
施設の分類によりますが、全ては「自立支援・重度化防止」の必要性を考慮した加算だと思われます。
介護度も高くなると政府側も国からの更なる費用を放出させることになります。
だからこそ、ここで歯止めをかけるためにも、今回から新設される「科学的介護推進体制加算」は必要になってくると考えられます。
実際に政府側も以前にも増して、重度化防止・自立支援を発言しています。
これは利用者だけでなく、現場で働く職員の負担軽減にもつながります。
結果、職員の仕事への生産性が上がるために、今後必要な加算とも言えます。
詳細はまた厚労省から発表があると言われています。福祉施設でも加算に積極的になる施設も増えると思われます。
ありがとうございました。